さよならの後 その1
赤ちゃんをずっと見ていたかったけど、さすがに職場なので、何食わぬ顔で席に戻る。
本当は写真を撮りたかったのだけど、それも我慢。
17時までやり過ごして、すぐに退社し病院に直行しました。
病院に着けば、それは赤ちゃんとのお別れ。
病理検査に出すために、臓器として回収されてしまう。「臓器」かぁ…。
お別れの前に、迷ったけど写真に残すことにする。
車の中でそっとナプキンを開く。
さすがに血だらけなので周りを相当気にしながら(汗)
1時間経ったか経たないかくらいなのに、羊水?かな、中の水が濁り始めていて
姿が見えづらくて、少し悲しい。さっきはあんなにクリアだったのに。
そして受付へ、程なくして呼ばれる。
「ついさっき、出て来ました」と告げて、見せると、「間違いなくそうだね」とのこと。そして、やっぱり「預かります」と持って行かれた。
すぐに内診もしてもらう。
念入りに見てくれたみたいで、いつもの1、5倍くらい時間がかかったけど、痛みはほとんど無し。内容物もほとんど出たそうで、ほっとする。
「流産後の薬」と収縮剤、抗生剤、痛み止めが処方されることになったけど、私の顔を見て「痛み止めいらない?」と聞くので、「いりません」と答えた。
そうね、経産婦の私は後陣痛を密かに恐れていたのだけど、正直痛みは最大が10なら1も無かった。でも、心は痛かったけどね!
痛みの目安
初産の陣痛を10とすると、2人目の陣痛は4、自然排出前が2、排出後は0.5
(あくまでも個人の感想です)